こげた。
顔がこげた。
一瞬でこげた。
家の前の陸上競技の芝生の丘で
ちょっと奮発して買った31アイスクリームを頬張りながら
坂本龍一を聴き(※普段聴かないのにね…)、
2時間ほどたそがれていたら一瞬でやられた。
休日を優雅に公園で過ごす私って、
〝ちょっとイケてる!〟って勘違いしていた私が馬鹿だった。
あの2時間をすぐにでもご返却頂きたい。
春の陽気は、
羊の皮を被ったオオカミだ。
あんなに優しい風を吹かせながらも、
紫外線を放ちまくっているのだから。
でも、やっぱり、
どうしても、春が嫌いにはなれない。
憎いぜ。
文/橋本 育実