分かる人はすぐ分かると思いますが、映画のマッドマックスがモチーフです。
バイクに乗ったお遍路さんがかっこいいなぁと前から思っていて、企画会議で適当に発言したやつがそのまま採用されてしまいました(笑)。
私自身このような企画ものを制作した経験がない中で、企画・撮影・編集を一人で調整するのは中々大変でした…
どうしても映画のような派手なシーンを想像してしまいますが、さすがにあれほど派手なものは難しく、どうしたらいいものかとかなり悩みました。
特に苦労したのは、バイクの走行シーンです。色々規制が多く、走行中の撮影は工夫が必要でした。
意外とうまく撮影できた方法がこちら↓↓
ドローンを車の屋根に固定し撮影する方法です。
手持ちジンバルを使う方法もあるのですが、誰かが持つ必要があり走行中にそれはできず、いっそのことドローンを車の屋根に固定しドローンのジンバルを利用しちゃえと思いやってみました。思いのほかいい感じに撮影できました。
無線でカメラを操作できるので、運転手以外の人が普通に座席に座りながら絵を見て操作が可能です。
さて、ここからが本題です。
撮影で感じたことですが、徳島の方々はみんな優しい人ばっかりだなぁとしみじみ思いました。急なお願いにもかかわらず出演者のみなさん快く撮影に協力してくれました。
特に、主演の児島英志さん。
撮影は2月の寒い時期。徳島のいろんな地域で撮影したのですが、バイクは免許の関係もあり英志さんしか運転できず、かなり長時間運転していただきました。
二日目の神山での撮影は、雨が降り山の上には雪が積もるぐらい寒い日でした。
その時のバイク運転はかなりきつかったんじゃないかと思います。
私も原付は乗りますが、原付でもかなり寒い…というか普通バイクに乗らない天気です。
しかも大型バイクと原付とではスピードが全然違うので、風もかなり冷たいはず…
途中やめようかと思ったとおっしゃっていましたが…最後まで本当にありがとうございます。
他にも出演していただいた粟飯原國子さん、湊のさっちゃん、田中食堂さん、鎌田さん、尾下さん、日和佐忠愛所の方々も、みなさん本当にありがとうございました。
動画のストーリーもそうですが、撮影した私自身も徳島の人々の優しさにとても感動しました。
私がしばらくここ徳島で生活したいなと思ったのも、生活環境もそうですが一番は人の良さです。
この映像で外国の人に徳島のお接待の心が伝わればいいなと思います。
文/兼村 雅彦