「神山に来て何が変わりましたか?」
神山に来て昨年の11月で1年。
大阪から神山で働き出した私は、多くの方からこの質問を頂きます。
正直、変わったことが多すぎて、
その都度回答が変わっていたように思います。
通勤が車になった事から始まり、薪割りや米作り、地域行事の参加など。
しかし今、このタイトルを書き、
改めて自分自身にこの質問をぶつけてみる…
「神山に来て自分は何が変わったか。」
1番実感している事。
それは“挨拶”ができるようになったことかもしれません。
普通、“挨拶”くらいできるでしょ。
“挨拶”するでしょ。
と思うかもしれません…。
しかし私は恥ずかしながら、
今まで必要最低限の挨拶しかできませんでした。
「おはようございます!」(ニコッ)の(ニコッ)は全く無かったでしょう。
とりあえずしておく。とりあえず声出しておく。といった感情皆無の挨拶です。
色々言われない程度にしておく。といった具合です。
しかし、今は人を見かけたら必ず挨拶をします。
挨拶後の(ニコッ)も普通にできるようになってきました。
私にとっては革命です。
挨拶後のちょっとした雑談も普通にします。
勝手に口が動きます。
超革命です。
というのも、神山ではすれ違う全ての人に挨拶をします。
少なからずえんがわオフィスの周りはそんな感じです。
町の人もそれが当たり前のようです。
小学生や高校生も気持ちのいい挨拶をしてくれます。
これってドラマにはよく出てきますが、
案外目にしない光景ですよね。
凄いことですよね。
都会のど真ん中で、すれ違う人全員挨拶を行うとなれば、
ちょっと危ない人に思われてしまいますが、
ここでは挨拶ができない人の方が危ない人に思われます。
※ちょっと大げさかもしれませんが…
私はこの素敵な【神山町、挨拶当たり前文化】に触れ、鍛えられたことによって、
この1年ですっかり誰にでもすっと挨拶ができるようになりました。
挨拶するのが、話しかけるのが好きになりました。
何度も言いますが、
私にとっては革命なんです。
皆さんは気持ちのいい“挨拶”をしていますか?
この、私に起こった挨拶革命は、神山が私を変えてくれた大きな贈り物です。
ここに書いたからには、もっと挨拶徹底しないとな…。笑
【寄井商店街ほっこりショット①】
くうちゃんと小川氏 ※仲悪い訳ではないんですよ。
では、また!
文/橋本育実