喫茶店文化リバイバル?
投稿日: カテゴリー: 日記

これは、スタッフ愛用のミルたち。

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社内にはコーヒー愛好家が何人かおります。
中には生豆から取り寄せて自宅で焙煎までしてしまうという超コダワリ派のスタッフも!
毎日お昼休憩の時には誰かが豆を挽く心地よい音が聞こえてきます。

最近知ったのですが、四国はコーヒーの消費量が全国的にも上位ランク。
たしかに他県から越してきた自分にとっても、
徳島県内にコーヒー店が多いことが印象的でした。

ここで言うところのコーヒー店とは、いわゆるフランチャイズ以外の店舗のこと。

参考までに下記サイトでの2015年のデータでは、徳島県はコーヒーの消費量が全国一!
http://www.region-case.com/rank-h27-coffee-drink/

別のサイトでは2016年では20位にとどまりましたが、
人口に対する喫茶店の店舗数も四国はかなり上位ランク。
http://todo-ran.com/t/kiji/13502

ここ数年、「サードウェーブ」という言葉を耳にしますが、
これはコーヒー産業においてよく言われる3つのムーブメントのうちの
3番目のムーブメントのこと。

1960年代まで続く大量生産・大量消費の「ファーストウェーブ」、1960年代後半からはシアトル系コーヒーチェーンに代表される「セカンドウェーブ」、そして90年代後半から徐々に広がっていったシングルオリジンを使用した「サードウェーブ」。シングルオリジンとは、ざっくりいうと単1種の苗木から収穫されたコーヒー豆のことです。

掘り下げれば長くなりますので、ここではざっくりと。

1杯1杯を丁寧にドリップするのが特徴の「サードウェーブ」のコーヒー。
これは、日本で昔から親しまれてきた喫茶店文化に通ずるものがあります。

以前、ブルーボトルコーヒーの創始者であるジェームス・フリーマン氏のインタビュー動画を見たことがありますが、そこで彼はブルーボトルコーヒーのルーツは日本の喫茶文化だと語っていました。

徳島にそういった喫茶店が多いということは、
世界のコーヒー愛好家たちの目は徳島にも集まってくるのかな?なーんて思ったり。

また、昨年、神山町で開催した4K映画祭。

そこで上映された「A FILM ABOUT COFFEE」(http://www.afilmaboutcoffee.jp/)では、まさにそのコーヒーカルチャーのプロフェッショナルたちの物語を垣間見ることができます。

コーヒーというのは知れば知るほど奥の深い、どこまでも広がっていきそうな世界だと改めて思いながら・・・コダワリ派のスタッフH氏に便乗して新しい味に出会えることを期待します笑

(ちなみに、映画祭期間中、コーヒーを飲んだ後「セクシー♪」と言うのが社内でひそかなブームになりました)

文/森川翠