高知との県境も近い徳島県三好市に位置する『祖谷地方』。
そこは天空の里ともいわれ、祖谷に現れる雲海を眼下にすれば、その名の通り天空にいるかのような気持ちになります。
素晴らしい祖谷の雲海。別名「八合霧」。
それは夜明けと共に姿を現します。
そいつを撮影するために、神山から2時間かけて祖谷に向かいます。
2時間かけて。。。
夜明け前に到着して、雲海を待ちます。
※これは映像の中にも登場する祖谷の星空!夜の祖谷は静まり返っていて星がとてもきれいに見えます。
美しい星空を見ながら夜が明けるのを待ちます。
そして!
夜が明けると雲海が、、、出て、、ない!
想像していた雲海がありません!なぜだ!?
…私達が撮影に行ったのは冬場。雲海が特に出現しにくい季節なのだそうです。。。
雲海を一回で撮影しようとしたのが甘かった!自然相手の難しさを思い知らされました。
以降、早朝の祖谷に通うこと数回。ついに雲海を眺めることができました。
感想は、、、大変でした!
でも祖谷を訪れて良かったことは、人との出会いが沢山あったこと。
私達が撮影している時も、雲海の出やすい日を教えてくれるおじいちゃん、おばあちゃん。
祖谷の撮影ポイントを教えてくれたタクシー運転手のおっちゃん。
祖谷の人々の優しさに触れることができました。
また、映像の中には、雲海の他にも祖谷の代名詞である「かずら橋」。
山際に昔ながらの古民家が並ぶ「落合集落」は、わが社のドローンを使って撮影しました。
そして、落合集落を眺める、古民家を新しくリノベーションした「篪庵(ちいおり)」
など、素敵な所がたくさんあります。
是非、祖谷を訪れてみてはいかがでしょうか?
文/石川 拓也