こんにちは。橋本です。
4K映画祭もいよいよ今月末に迫って参りました。
ノミネート作品の中から個人的におすすめの作品「つくるということ」(関西テレビ)を紹介させていただきます。
「つくるということ」
「つくるということ」はテキスタイルデザインが特徴的な日本のファッションブランド「ミナ ペルホネン」で使われる生地制作の過程にフォーカスした8K/HDR作品です。
8K/HDRの技術は現在まだ実験段階ですが、この作品では手持ち撮影を多用しながら、8Kの技術的な側面のみを見せるのではなく、制作に携わる人々の「想い」にフォーカスを当てています。
作品は糸の一本一本や色彩の鮮やかさ、ミシンを使う人の手の動き、織り機のメカニカルなリズムなど、自然や都市の風景にインスピレーションを受けながら、蒼井優の語りの中で進行します。
モデル伊里のダンスもミナ ペルホネンの衣装とともに風景に溶け込み、ブランドの目指す素敵な世界観を表現しています。
そして、今回の映画祭では8K/HDRモニター(SHARP VL-70002)での上映が決定いたしました。
8Kの解像度はもちろんのこと、HDRが表現する色調の豊かさにも注目していただければと思います。
8K作品は他にも「8K HDR Fantasy LUNA」(ROBOT)と「あの日まで」(NHKメディアテクノロジー)のノミネートおよび上映が決定しております。
8Kの上映会場は城西高校3F図書室、日時は決まり次第、映画祭webサイトにて発表いたします。
コピーライト : 関西テレビ
文 / 橋本 敏和