うるう秒とテレビとえんがわと
投稿日: カテゴリー: つくる業務

どうもこんにちは、システムチームの西本です。

この「えんがわブログ」が開設されてからは、日々のトピックや他チームの業務紹介、神山アーカイブスなどの記事がたくさん公開されていますね。
余談ですが、先月7月10日の記事「神山帰って来(き)ぃだ【神山アーカイブス】」のYouTube動画内にある「後輩の直人」っていうのは私のことです。字が違いますが(笑)。
(ナレーション担当の石川さんは私の中学の先輩で、一緒に野球をやってたんですよ)

システムチームでも何か紹介したいと思っていましたが、業務のことになると分かりにく~いプログラムの話になりがちなので筆が進まず、、、という状態でした。

ということで、身近な話題から1つ。

今年はうるう秒があり「2015年7月1日8時59分60秒」という時間がありましたね。
ニュースにもなっていたので、覚えている人も多いのではないでしょうか。
うるう秒

本来ありえない時刻表記で、ちょっと調べてみると「1秒長く寝られる!!」というような嬉しい声もあったそうです・・・。
でも、私たちシステム系の人間にとってはまったく逆で、デリケートで頭が痛くなる問題です。
今回、弊社は幸いにも特に影響はありませんでしたが、この1秒というものには、とても注意が必要なんです。

前回少しだけ説明しましたが、我々が扱っているのは営放システムと呼ばれる放送に関するシステムで、広報の方は「プロ向けのテレビ欄を作っている」とよく説明しています。
もう少しだけ具体的にいうと「何月何日何時何分何秒はこの映像を流す、あの映像は何月何日・・・(略)・・・、その映像は何月何日・・・(略)・・・」といった映像の制御や、「このCMは15秒何円、あのCMは30秒何円など」のCMの管理を行っています。
なので、1日が1秒長くなるだけでも、その影響はとても大きいのです。

例えば、その時間に流れるはずの番組が流れないといった事態が考えられますし、CMが1秒長く流れてしまうだけでも、たいへんな金額が動くことになります。
放送事故や企業にとって重要なお金回りの管理に直結するシステムなため、営放システムというのはテレビ局にとって、とっても大事なシステムなんです。

実際にはその時間に映像が切り替わらないようにしたり、その時間はいくら流してもいい映像(深夜に川のせせらぎとか小鳥のさえずりの映像を見たことありませんか?あんな映像)を使ったりすることで対応しています。
プレイリスト画面s

これは、営放システムの操作画面です。
7時15分からはこの映像、30分からはこの映像を流すということを設定します。
これはサンプルで適当に作ったのでシンプルですが、実際にはこの間にCMなどが入るためより複雑になります。もちろん、西本テストなんて番組は流れませんよ。
システム業務風景s

このようなシステムを作るために私たちシステムチームは作業しています。
現在、えんがわのシステムチームは私を含め2名で人が足りません!
随時募集しておりますので、興味のある方は是非。

営放システムというのはテレビ局における営業(CM)と放送(OnAir)を管理するテレビ局のための重要なシステムですが、テレビを見ているのは老若男女問わず様々な人たちですので、この放送(OnAir)に関する部分は、私たちの生活に密接に関係しているんですよね。

こんな説明では、営放システムについてまだまだピンとこないでしょうし、?マークでいっぱいになるとは思いますが、これからテレビを見るときに、この記事の事や、えんがわで作っているシステムが動いているのかもと少しでも思ってもらえたり、身近に感じてもらえたりするとうれしく思います。

最近ではテレビを見ない人もいるかもしれませんが。。。(泣)

文/西本 尚人