木頭中生徒の職場体験レポート
投稿日: カテゴリー: 日記

こんにちは。

木頭中学校から、職場体験としてえんがわオフィスに8月30日から9月1日までの3日間、お邪魔しています。

3日間の体験を通して、考えたことを書きたいと思います。

 

1日目

最初に、谷脇さんからカメラを借りました。

「たくさん写真を撮ってくれ」とのことで、3日間お借りすることになりました。

最初の一枚です。

次に、えんがわオフィスができた経緯、通常業務について教えていただきました。

業務は、簡単に言うと「テレビ局を助ける仕事」とのことでした。

細かい業務は、中々難しそうです。

その後、橋本さんに、私の持ってきた古い写真をスキャンしていただき、見てみました。

現在と見比べることもできたので、おもしろかったです。

午後からは、なんと、しずくプロジェクトさんとsansanさんにお邪魔させていただきました。

どちらも、少し話を聞いてはいましたが、実際にいけるとは思っていなかったので嬉しかったです。

しずくプロジェクトさんでは、東條さんという方にお話を伺いました。

しずくプロジェクトさんは、30年前から、3分の一にまで減ってしまった川の水をこれ以上減らさないため、切った杉の木をうつわやコップにしているそうです。

職人の高度な技で作られたコップは、とてもなめらかで美しかったです。

中々それができる人がいないらしく、職人の育成もしているそうです。

 

東條さんと杉のコップ

Sansanさんでは、辰濱さんという方にお話を伺いました。

Sansanは、名刺などの管理をしている会社だそうです。

神山のオフィスは、牛小屋だったところに作られた作業する場所、

母屋、納屋だったところを改装した場所があります。

どの建物も昔の雰囲気を残していて、静かに仕事ができるような場所です。

牛小屋の中の鉄筋の部屋

 

1日目の体験はこんな感じでした。

神山のサテライトオフィスを拝見させていただいて、それぞれの会社の違いを感じました。

えんがわオフィスは、「オープンアンドシームレス」がモットーで、オフィスを「オープン」にし、地元とオフィス、仕事のオンとオフのつなぎ目をなくす「シームレス」な会社を目指しているそうです。

しずくプロジェクトさんは、神山の自然を守るため、杉の商品を作り、神山で職人を育てようということが目標のようでした。

Sansanさんは、神山という田舎で静かに仕事をしたいということと、本社は東京、支社は田舎の神山というギャップでの宣伝になるということで、神山にオフィスを作ったようでした。

大きな「サテライトオフィス」というくくりで同じでも、目指すことやあり方はまったく違って、仕事についての見方が少し変わった日になりました。

 

2日目

この日はまず、毎朝行っているという清掃と朝の会議がありました。

その後、大下さんに、くわしい業務について教えていただきました。

母屋には、パソコンのソフトを作っているシステムの方々、番組表の登録や編成をしているチャンネルグループの方々などがいらっしゃるそうです。

説明を受けた後、1日の細かい編成表に、プロモや番宣などを空き時間に入れていく作業を体験させていただきました。

「慣れればもっとささっとできる」とのことでしたが、私には中々難しく、ずいぶん時間がかかってしまいました。

その後、蔵オフィスやアーカイブ棟での詳しい業務の説明をしていただき、動画チェック作業の体験をさせていただきました。

カラーバーやクレジットというものがあることを、ここで初めて知りました。

やはり、テレビで放送するからにはミスがあってはいけないので、ここで音ズレがないかなども入念にチェックするそうです。

2日目の体験は、主にこんな感じでした。

いつも見ているテレビの放送に関わる仕事なので、少し緊張したけれど、楽しかったです。

この日、中野さんにもお聞きしましたが、テレビ放送は本当にたくさんの人が集まって作られているのだと実感しました。

本格的に仕事の体験ができて、充実した一日でした。

 

ちなみに、私は職業体験中、同級生たちとWEEKで宿泊させていただいています。

WEEKは建物もきれいで、ご飯もとってもおいしいです。

晩ご飯はこんな感じ

 

おしゃれですよね。

先日は和食メインで、家庭料理という感じでおいしかったですが、

おしゃれな洋風もいいですよね。一日の終わりにこんなお料理が食べられて、幸せです。

 

3日目

今日が職場体験最終日です。

最後もしっかりがんばりたいと思います。

ちなみに朝ごはんはこんな感じ

WEEK最後のご飯、おいしかったです。

今日はまず、えんがわオフィスの方々でお米を育てている田んぼに連れて行ってもらいました。

えんがわオフィスのような企業でお米を育てているところは聞いたことがないので、サイトで知ったときは驚きました。

しかも、中々立派な田んぼなんです。

私の住んでいるところは、木頭の中でも小さい土地で、田んぼができない土地です。

だから、田舎育ちでも田んぼはわくわくします。

黄色っぽいほうが普通のお米で、青っぽいほうはもち米だそうです。

お米はもう収穫間近で、水は抜いてありました。

無農薬でお米を育てているところもあり、雑草が生えて大変とのことでした。

楽しそうだけれど、育て上げるまでには大変な苦労が必要そうです。

その後は、このブログを書く時間でした。

12時にお昼休憩をいただいて、同級生たちとかまやでお昼ご飯を食べました。

はら六分目プレートで、メインは地魚の南蛮漬けでした。

神山のご飯って、どれもすごくおいしいですね。

ずっといたら太りそうでこわいです。

 

先ほども書きましたが、職場体験は今日が最後です。

最後に、私がなぜこのえんがわオフィスに来たのかと、この体験を通して考えたことを書こうと思います。

まず、えんがわオフィスに来た理由は、将来、SNSやPRの仕方について知っておくと、役に立つのではないかと考えたからです。どの会社に入っても使える知識を知れたらいいな、と思いました。

実を言うと、私は将来の夢やなりたいものがまったく決まっていません。

だから、どこでも使うインターネット関係の会社を選びました。

 

3日間、体験をさせていただいて、なりたいものはまだ決まっていません。

でも、仕事に関しての考えは、少し変わりました。

今回の体験で、えんがわオフィスだけではなく、しずくプロジェクトさんやsansanさんにもお話を聞くことができましたが、みなさん、本当にそれぞれのやりかたで、仕事をしていました。

仕事を選んだ理由も、業務内容だけではなく、その職場の環境で選んだ人もいれば、好きな人についてきたという人もいました。

仕事の仕方も、たくさんあるということを知りました。

これから、いろいろな勉強をしながら、改めてどんな仕事がしたいのか、どういう風に働きたいのか、しっかり考えてみたいと思います。

 

今回の体験は、仕事のことを知り、考える貴重な経験になりました。

この3日間のことをしっかりまとめて、今後に生かせるようにしたいと思います。

そして、最後になりましたが、今回私にえんがわオフィスのことをたくさん教えてくださったみなさん、しずくプロジェクトさん、sansanさん、本当にありがとうございました。

また機会があれば、神山にお邪魔したいと思います。

3日間、ありがとうございました。

 

2017年9月1日

那賀町立木頭中学校 生徒