おとなカタログ#8@椿町中学校
投稿日: カテゴリー: イベント

こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
おとなカタログ#8は1/17(水)に、私の母校・阿南市椿町中学校にて
全校生徒15人に阿南市に関わるキラキラ大人3人
 ◎「フラワーデザイナー」撫養泰子さん(コーラルリーフ
 ◎「漫画家」大東優也さん (ヒノマル!
 ◎「農工商家」黒川真太郎さん(おやつ工房
の授業を受けてもらいました。
 
 
この3人に、まずは15分ずつ講義をしてもらいました。


撫養さんは谷脇と同じく椿泊町出身で、現在は羽ノ浦町にてコーラルリーフという屋号でフラワーデザイナーをしています。
「随分前にここを卒業しました。卒業以来初めて来ました。」という挨拶から講義スタート。
結婚後にやりたいことを仕事にしようと思い、花屋をとにかく始めてみたそうです。
それから10年間ほど店舗で花屋をやった後、自宅へ移転してフラワー教室やウェディングを中心にした活動をしています。
花をどんな場面で使用するか、結婚式に向けてブーケ制作教室の様子などを詳しく教えてくれました。
常に自分自身が楽しむことを意識しながらも、スキルアップの努力を怠らない姿勢が印象に残りました。
 


大東さんは阿南市桑野町で生まれ育って、現在もその実家で漫画家をしています。
子供の頃から漫画を描いていて、高校卒業時には一度は企業への就職を考えていましたが、やっぱり漫画家になりたいと思い、高松の専門学校に行くことにしたそうです。
徳島に戻ってバイトしながら「ヒノマル!」という漫画を描き始めましたが、こちらも阿南市出身(津ノ峰町)の丸山貴成さん(この日も一緒に来てくれていました)と知り合い、ラジオドラマとして「ヒノマル!」が採用されたのをキッカケに、丸山さんが代表となってヒノマル☆プロジェクトがスタート。漫画冊子「月刊ガオー」を創刊したり、テレビトクシマでのアニメとして放送が始まったりと、県内でさまざまに展開されています。漫画冊子もアニメもオール徳島チームで作っているそうですよ。すごいなぁ!
 


黒川さんは、大震災をキッカケに「作れる場所」へ移住したいと思い、阿南市新野町に移住しました。
横浜では造船職人として軍艦や巡視艇を作っていましたが、新野町では夫婦で農業をしながら、地元のおいしいお米や野菜セットや加工品もネット販売で全国に発送しています。全国から「おいしい!」の感想が届いて、やりがいに繋がっているとのこと。
また、週に一度のパン屋「おやつ工房」もやっていて大好評。ひと手間を加える商品開発で利益率アップの工夫をしています。
他にも夫婦で楽しいと思うことをやっていて、休校中の学校に横浜の子供たちを呼んでの合宿や、学童保育も始めました。
阿南市には都会の人が欲しがるものがいっぱいあるので、そのことを知ってもらって起業する若者を育てて行きたいと伝えました。
 
 

続いてワークショップです。


撫養さんは「お花のクラフトワーク〜welcome ペーパーフラワー〜」のワークショップ。
きれいな色の紙をハリセンを作る要領で折りたたんで、端と端を貼り付けて円を作って、それを組み合わせていきます
時間内での完成はできなかったのですが、最後に先生方も協力してくれて授業のすぐ後に完成しました。
身の回りにある材料でかわいくできたと生徒にも好評でしたね。この飾りは校内のイベントで利用するそうですよ。
 




大東さんは、自身が実際に漫画を描くときに使っているペン(Gペン)と専用紙を使って漫画を描くワークショップ。
万年筆のようなペンで、インクを先に付けて描いていきます。
慣れないペンにみんな悪戦苦闘していましたが、それぞれキャラクターを描いて、それにセリフを入れました。
貴重な機会で、みんな難しかったけど楽しかったようです。(マスクしているのが丸山さん) 
 




黒川さんのワークショップは「お菓子のポップを考えてみよう」ということで、主に奥さんが指導してくれました。
まずはチョコケーキのラッピングで、かわいく売りやすくする工夫を体験。普通のおやつがでおしゃれな商品にグレードアップ!
続いて、その商品のポップをホワイトボードに手書きしました。
黒川さんは「営業マンとなるポップを作ろう」と、ポップは売り上げアップにつながる重要なアイテムだと教えてくれました。
子供たちはラッピングが楽しかったようですね。また、ポップ作りで学んだことはバザーなどできっと役立つでしょう。
 
 
最後にもう一度集まってシェアタイム。

3つのワークショップの振り返りをしてから、生徒たちに夢を聞いてみました。
美容師・看護師・パティシエ・漁師・体育教師などなど。
夢がある人もない人も、あせらずに自分の楽しいものを探求していって欲しいですね。
 


最後に
撫養さん:私も花屋をとりあえずやってみた。失敗は無いのでチャレンジしていって欲しい
大東さん:やりたいと思ったことは迷わずやったほうがいい。いろいろ人が言うけど、できるできないは自分が決める!
黒川さん:ここはいろんなチャレンジができる土地で、都会の人が欲するものがたくさんあるから、失敗を恐れずにやってみて 
谷脇:失敗OK!とにかくやってみよう!
とみんなに伝えました。


私のかわいい後輩たち。みんな素直でいい子供たちでした。

授業の後にもらった子供たちの感想には
・「できるかできないかは自分自身が決める」が心に残りました。反対する人がいても夢にチャレンジしてみようと思いました。
・「やってみよう」や「失敗OK」と言ってくれ、私の夢は難しいし反対もされますが、あきらずにやってみようと思いました。
・いろいろな人がいて仕事があり人生があるんだと思いました。そして、僕の人生どうなるんだろうと楽しみで仕方ありません。
など、何かしらの気付きにはなったかな。先輩の一人として、いつでも応援してますよ。
(3年生6名は3/9に卒業したそうです。卒業おめでとう!みんな頑張れー!)
 
講師のみなさん、本当にありがとうございました!
 

大東さんが描いている漫画「ヒノマル!」を連載している「隔月刊ガオー」(発行人は丸山さん)は県内各書店で発売中です。
︎ ○平惣/阿南センター店・羽ノ浦国道店・小松島店・徳島店・田宮店・川内店・タクト店・石井店
 ○南海ブックス/アニメイト徳島/ブックスジュピター
 ○小山助学館/本店・三加茂店
100円ですので、ぜひ買ってみてください。 
また、テレビトクシマの放送エリアの方はアニメ版もぜひ見てくださいね!
ヒノマル☆プロジェクト全体の最新情報については、丸山さんのtwitterもご確認ください。→こちら
 
 

文/谷脇 研児