おとなカタログ#7@神領小学校(2回目)
投稿日: カテゴリー: イベント


こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
おとなカタログ#7は12/20(水)に、神領小学校5・6年生に神山町に関わるキラキラ大人3人
 ◎「地球写真家」石井友規さん(株式会社丸菱
 ◎「パン先生」樋口明日香さん(地粉パン教室unアン
 ◎「建築士」赤尾苑香さん(神山つなぐ公社
の授業を受けてもらいました。

この3人に、まずは15分ずつ講義をしてもらいました。


神山町に住む石井さんは12/5の木頭小中学校に続いての参加。今回も水中撮影の姿で子供たちをビックリ・ニッコリさせました。
地球の真の姿を写真に撮って、子供たちに伝えるのが地球写真家で、アラスカでクマがゴミを漁る写真でみんなを驚かせました。
ヨットで太平洋を横断したり世界を巡りながら写真を撮ってましたが、4K映像の存在を知って4Kといえば四国四県(4Koku4Ken)だ! とダジャレを思いつき、4K映像で四国を世界にアピールしようと思って徳島・神山町にやってきたそうです。
1年のえんがわオフィス勤務を経て、2014年に株式会社丸菱を立ち上げ、4K映像・VR映像などの制作を行っています。
「人生は脱線の連続だ!」「アイタ・ペアペア!(タヒチ語で明日には明日の風が吹く)」と、チャレンジすることを伝えました。
 


樋口さんは、神山町で食堂「かま屋」などを手掛ける株式会社フードハブ・プロジェクトの食育係としても、神領小学校と関わってますが、今回は個人の活動の「パン先生」として登場してくれました。
徳島/お菓子やパンを作ること/子供たちと過ごす時間 の3つが大好きで、神奈川県で小学校の先生を10年以上やっていました。
そして、白崎茶会という料理教室と出会い、卵や乳製品を使わなくても誰もがおいしく食べられる料理が作れることに感動して、更にいろんな縁が重なって、大好きな徳島に戻ってパン先生として上板町で親子パン教室などを開催しています。
「「ひと」との出会いは宝物」「とにかく、やってみること!」を伝えました。
 


赤尾さんは生まれも育ちも神山町。子供の頃は絵を描くのが好きで、チラシの間取り図で家の中を想像して楽しんでいました。
建築士は、建物の設計と工事の監理を行う職業で、「家を建てたいなぁ」から「家ができた!」の間を取り仕切る仕事とのこと。
建築士として独立していましたが、今は神山つなぐ公社のすまいづくり担当として大埜地集合住宅などを手掛けています。そこでは「施主(お客)」の立場で、建築士じゃない関わり方もできてとても勉強になっているそうです。
壁塗りしたり、高校生と苗を育たり、毎月町民にお便り(4コマ漫画も描いてる!)を届けたりと、いろんなことを経験でき、自分の知らない自分に出会えるのがとても楽しいと伝えてくれました。
 
 

次にワークショップ。


石井チームは水中撮影の装備の説明を聞いてから「ビーチアートを作ろう!」で、石井さんが徳島の海岸で拾ってきた貝殻・シーグラスなどを鏡や黒板にホットボンドでくっつけて、世界にひとつだけのオブジェを作りました。
みんなとても楽しそうに自分だけの小物を完成させていました。
 



樋口チームは家庭科室にてマスクとエプロン姿で「デコ生チョコを作ってみよう」。
24度以下で固まるココナッツオイルにココアパウダーなどを混ぜて、生チョコを作りました。
市販のチョコを溶かすのではなくて、1からチョコを作れてみんなビックリ&嬉しそうでしたね。
そのチョコを使って、オーガニッククッキーにそれぞれの顔を描いて完成! こちらも世界にひとつだけのチョコクッキーだ!
 



赤尾チームは「まちの人にお頼りを書こう」。ヘルメットを被って赤尾さんが関わっている大埜地集合住宅の建築現場へ出発。
建築現場では建物を建てる前の段階の配管工事(ショベルカー)などを見たり、事務所では3人の建築士などの話を聞いて、いっぱい模型を見たり設計図を見たりと盛りだくさん。
学校に戻って、赤尾さんが毎月手書きで作って町民に配っている「集合住宅だより」の1月号に掲載する、子供たちが神山のことを紹介する文や絵を書きました。
 
 

最後にシェアタイムとして、ワークショップの内容の共有と、みんなの夢を聞きました。


夢には建築士や写真家やパティシエといった、今回の3人に関わるものもありましたよ。
どの夢も素晴らしい!みんな夢に向かって突き進めー!
子供に続いて大人たちも夢を話した後、最後にひとことずつメッセージ。
石井:人生は脱線の連続、失敗を恐れずにチャレンジして。自分の夢は自信を持って、実現させてください。
赤尾:人生にはしんどいこともいっぱいあるけどそんなのは一瞬です。自分自身に正直に素直に生きていって欲しい。
樋口:周りの大人はみんなの応援団です。私も応援します。いつでもかま屋に来てね。
谷脇:やりたいことは努力するのはもちろんだけど、ぜひ周りの人に話して欲しい。そしたら手伝えます!応援できます!


みんな素直でとてもいい子たちでした。ありがとう!

授業の後にもらった子供たちの感想には
・私は卵アレルギーです。チョコ(クッキー)で卵を使わずにできたのでよかったです。
・お話を聞いたり、工事しているところを見たりすると、私も建築士になりたいと思いました。
・3人は自分の好きなことを仕事にできているのがいいなと思いました。私も好きなことがあるので、それを仕事にしたいです。
などなど、何かしらの気付きがあったようで嬉しい限りです。
 
 

なお、赤尾さんがワークショップで子供たちと作ったお便りは、後日神山町内全戸に配布されました。
その内容がこちらです。
【おもて面】

【うら面】子供たちの文や絵がまとめられています

ほのぼのとした雰囲気の伝わる、とてもいいお便りになってますね。

講師のみなさん、本当にありがとうございました!
 
 
後日、樋口さんがブログで感想を書いてくれました。 →こちら
また、赤尾さんの記事でも、このワークショップに関わる記載もありました。 →こちら
 
 

文/谷脇 研児

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