こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
2020/10/22(木)は美馬市の美馬中学校にて、1年生にキラキラ大人3人
◎ ゲストハウス代表:柴田 義帆 さん(美馬市):ゲストハウスのどけや
◎ 建築士:湯藤 佳枝 さん(美馬市):湯藤佳枝建築設計事務所
◎脳業:竹中 均 さん(美馬市):はなみち農園
が授業をしてくれました。 (湯藤さんは美馬中で3年連続!)
まずは、私・谷脇から自己紹介や仕事についての話をしてから、3人に15分ずつ話してもらいました。
まずはゲストハウス代表の柴田さんからスタート。
柴田さんは、大阪生まれで6年前の2014年に美馬市脇町に移住して、うだつの町並みで、ゲストハウスのどけや を経営しています。
高校時代にバンドを始めてから音楽が大好きで、26歳で独立して大阪・心斎橋でライブハウス3軒を12年間経営。また、ミュージシャンとしても28歳から8年間で、世界25カ国をツアーで回り、アルバム・シングル計8枚を世界でリリース。
こんな経験があったので、脇町で旅館をリノベーションしてゲストハウスを始めて、世界中からのゲストを受け入れています(海外の人に大人気!)。
結果、脇町にいながら世界中に友達ができた。友達が沢山できると、楽しいことも沢山できるので、みんなも日本だけでなく、世界中に友達を作って、やりたい仕事をやってください。世界を旅しよう! と伝えました。
続いて、建築士の湯藤さん。
湯藤さんは、美馬市出身で建築士・インテリアコーディネーターとして活躍しています。
最初に、建築士の仕事内容(建築物の設計・工事監理)について、写真で詳しく説明してくれました。
次に、建築士になったキッカケを話してくれて、高校3年の進路選択の際、「とりあえず大学に行く」ことに疑問を感じて、将来どんな大人になりたいのか、真剣に考えまくったそうです。結果、3つのことを決めました。
・ずっと続けられる仕事
・将来独立して、家でできる仕事
・楽しくて少し難しくて、毎日が繰り返しでない仕事
で、こんな仕事を探していたら、テレビでドラフターを使って図面を描いてる設計士を見て、建築士になる!と決めました。
そして今、ひとりで建築設計事務所をやっていて楽しい!幸せなことだなぁと。
みんなも、自分の「好き」をあきらめずに、ずっと持っておいて下さい。
そして、まず決める! で、やってみる! をしてみて下さい と伝えました。
3人目は、脳業の竹中さん。
竹中さんは、脇町で「はなみち農園」をしています。東京で10年働いて、徳島で10年仕事してからの転身で農業を始めました。
実家は兼業農家で、米・野菜を作っていましたが、それだけでは足りないので、小麦や蕎麦も始めました。
農業は楽かも?と思ってたけど、実際はそうではなかった。植えたらできる と思っていたけど、栽培がうまくできない など、いろいろと苦労しましたが、それをクリアしてきました。
農業は常に新しいことを考える=脳を使う=脳業でした。
今は、農業をすることで、美しい景観を守り残したい という思いもあって、耕作放棄地を農業に活用していっているそうです。
次は3つに分かれてワークショップの時間。
長谷川さんは1-1教室で、「地球の歩き方を作ろう」。
4つの班で、それぞれが世界ツアーを考えました。
「インスタ映え女子旅」「とりあえず行っとけ億万長者ツアー」など、楽しいツアーが出来上がりましたよ。
湯藤さんは1-2教室で、「 折り紙建築をつくろう」。
紙をカッターで切って、山折り・谷折りして、飛び出す絵本のような建築物を完成させました。
最初に簡単な「教会」を作ってから、次は少し難しい「お城」を作りました。
お城の完成まで行ったのは半分くらいの人数でしたが、みんなで楽しく作りましたね。
竹中さんは多目的室で、「農業・体験クイズ」。
チーム対抗で農業に関するクイズに答えてもらいました(実物も!)。
印象的だった問題は「1粒のモミ(米)から何粒のモミ(米)ができるか?」で、答えはみんなが思っていたのよりもかなり少ない600~900粒でした。
各ワークショップを終えてから、シェアタイムとしてもう一度全員集まり、ワークショップの振り返りを行いました。
多彩な3人の講義・ワークショップでワイワイ楽しい時間でしたね。
生徒たちは、今回も身近にいろんな大人がいることをしっかりと感じてもらえたと思います。
何かしら子供たちの気付きになればいいなぁ。
美馬中の子供たち、みんな夢に向かって突き進めー!
いつも応援してるでー!
講師のみなさん、本当にありがとうございました!
あー、今回も楽しかった。
これからもよろしくおねがいします。
文/谷脇研児