「辻堂さん」からメタデータ?
投稿日: カテゴリー: のこす暮らし

えんがわオフィスのすぐ近く、カフェ・オニヴァの真正面に小さなお堂があるのは知ってたけど、その中を見たことがなかったんです。
この前近所のおばあちゃんがそこの掃除をしていたので、ちょっと話を聞いてみました。
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ここは正式には「辻堂さん」だけど、おばあちゃんは「お地蔵さん」と呼んでいて、
この座敷でよく子供を遊ばせたりしたそうです。
この横のおうちは郵便局だったそうな。その名残でここに郵便ポストがあるのかー。

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お堂の中、「”孫”をここの座敷でひっくり返すと夜泣きしない」とのことです。
孫ができた方、どうぞひっくり返しに来て下さい(笑)。

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飾られていた額縁の中には
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「西国九番 奈良南円堂」
「山西国 辻堂」
「はるのひは なんえんどうに かがやきて みかさのやまに はるるうすぐも」
とありました。

奈良の南円堂は西国三十三観音の第九番札所。
御詠歌:春の日は南円堂にかがやきて三笠の山に晴るるうす雲
http://www.y-morimoto.com/saigoku/saigoku09a.html

山西国の意味はよくわかりませんが、1枚の紙から所以などがわかってなんだか不思議。
記録というほど大袈裟ではないけど、メモ程度でもそれが何かわかるものを残しておけば、見た人が少しでも意味が分かっておもしろいですよね。

えんがわオフィスのお仕事的には、何にでも「メタデータ」をしっかり付けておきましょうということですかね(笑)。

文/谷脇研児