業務紹介【2】アーカイブ業務:のこすということ
投稿日: カテゴリー: のこす業務

えんがわオフィスで行っている業務を、担当者自らが紹介していくコーナー。
2回目は、えんがわオフィスの主力業務のひとつ「アーカイブ業務(素材チーム)」です。
(最近本格稼動を始めたアーカイブ棟は、この業務のために建てられたものです)
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こんにちは、株式会社えんがわ、素材チームの宮田です。

素材チームは蔵を改装したオフィスで業務を行ってきたので、
「蔵チーム」とか「蔵の人」と呼ばれたりします。
なんだかかっこいいですね。
その蔵オフィスは、隣の火事のもらい火で傷んでいた西側の壁を一面ガラス張りに改修しているので、夜になるととても綺麗です。
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この春から稼動し始めた「アーカイブ棟」の作業スペースもガラス張りが特徴で、
今、素材チームは「蔵」と「アーカイブ棟」で日々仕事をしています。
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そんな私たち素材チームのキーワードは「のこす」です。
私たちえんがわオフィスのある神山町は、山に囲まれた豊かな土地で、
美しい山村の暮らしが今も残っています。
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そんな美しい風景を、伝統を、人々の営みを、
映像という形にして残し、伝えていきたい。
そんな思いではじまった「神山アーカイブス」という事業を行っています。
アーカイブとは、「重要記録を保存・活用し、未来に伝達すること」です。

神山町の四季の移ろいや、昔から続くお祭りごとなど、日々撮影しております。
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「神山100人」という神山町の人々を1人1分の映像で記録したものも、順次公開していきますので、お楽しみに!!

ちなみに、「神山アーカイブス」は4Kカメラという、めっちゃ綺麗な映像が取れるカメラで撮影しています。
4Kcameras

めっちゃ綺麗な映像が撮れる代わりに、めっちゃ重いので、撮影はいつもスリリングです。

神山アーカイブスでは、地域に眠る古い写真や映像フィルムなどを「のこす」ことも行っています。
うちにあるよ!という神山町民の方々は、ぜひえんがわオフィスをお訪ねください。
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さて、もうひとつの「のこす」業務は、
テレビ局さんなどが制作した昔の番組テープをデジタル化してアーカイブしていく業務です。
テープの寿命は30年から40年なので、貴重な映像が劣化してしまう前に、綺麗な状態で残します。
地域のケーブル局さんの番組が多いので、「地域アーカイブス」にも結びついているなぁと思ったりもします。

それではそれでは。
最後は蔵の守り神、たぬきさんでお別れです。
蔵オフィスに訪れる機会がありましたら、探してみてください。

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文/宮田春花