おとなカタログ#3@土成小学校
投稿日: カテゴリー: イベント


こんにちは、谷脇です。
随分と月日が過ぎてしまいましたが、10/20(金)に「おとなカタログ」第3回を開催しました。
今回は、阿波市の土成小学校6年生46名への授業です。

実は私が県の小学校校長会にて、全小学校にチラシを配布したのですが、そのチラシを見て連絡いただいた唯一の学校なんです。
土成小学校さん、ありがとうございます!!

で、今回の講師は、阿波市に関わる3人のキラキラ大人に来ていただきました。
 ◎建築家:高橋利明さん(高橋利明建設設計事務所
 ◎おやつ屋さん:板東春香さん(おやつの店 taberu.
 ◎養豚農家:納田明豊さん(阿波ポーク専門店・アグリガーデン
 
この3人に、まずは15分ずつ講義をしてもらいました。

建築家であり、雑貨屋さんでもある高橋さんは、阿波町にいながら、県内はもちろん県外でもあちこちで仕事をしています。
大阪人でお笑い芸人そのままのしゃべり。当然、子供たちを一気にトリコにさせました(笑)。
勉強ができなかった話、建築家の仕事が好きになるまでの話、
そして建築家としての仕事の説明では、写真を見た子供たちが「うぉー、かっこいー!」と声が出ること数回。
まだまだしたいことがいっぱいの高橋さん、したいことを叶えるコツも教えてくれました。
 
 

板東さんは阿波町出身藍住町在住で、店舗を持たないお菓子屋さん「おやつの店taberu.」の店主。
ふるさとの阿波市の野菜や果物を使ったおやつを作ってます。
私もいただきましたが、阿波市のナス「美~ナス」を使った「美~ナスロールケーキ」はほんとにビックリのおいしさなんです。
おいしそうなお菓子の写真たちにみんなウットリ(笑)。
土成の子供たちに身近な「どなりマルシェ」や「御所の郷」で売られていると知って、みんなうれしそうでしたね。
 
 

「阿波の金時豚」を自ら作り出した納田さんは、「俺の生き様」という授業をしてくれました。
兵庫県相生市出身で大阪で働いていましたが、妻の実家(上板町)の養豚業を継ぐことに。
全くの素人だったけど、自分にしかできない仕事をしようと努力して、なると金時を豚に食べさせて「金時豚」を作り上げました。
また、豚肉の直売所「アグリガーデン」を阿波市吉野町にオープン。
豚を育てながら、自分で肉を切る という日本でも希少な存在とのこと。
子供たちには「準備の大切さ」や、人間が他の命をいただくことが「いただきます」の意味ということを教えてくれました。
 
 
続いて、3つに分かれてワークショップを行いました。

高橋さんチームは「自分の好きなまちをデザインしよう」ということで、3つの班に分かれてそれぞれが土成小の近くの地図にみんなが欲しいものをどんどん加えていって楽しい町ができあがりました。
イオンや映画館や水族館などに加えて、まさと君の農場「まさとファーム」があったのがよかったですね。
 
 

板東さんチームは、家庭科室で「お米のクッキー作り体験」。
米粉に「米ぬか」などを混ぜた生地を延ばして、オーブントースターで実験的に焼いて(うまくいかなかった)、
(板東さんが用意した完成品を)袋詰めしてシーラーで閉じて、ラベルを貼って、商品として仕上げるまでを体験しました。

ラベルには「土成小学校6年生」の文字が! 子供たちは大喜びでした。
 
 

納田さんチームは金時豚に習って「新しい豚ブランドを考えよう」というもの。
徳島県や阿波市の特産品なども使って、みんないろいろな豚ブランドを発明してましたね。
特に「はち香豚」という名前は素晴らしかった!
「はちみつの甘さ」に「すだちの香り」も加わった豚。なんておいしそうな豚!
 
 
最後にシェアタイムとして、ワークショップでやったことをみんなで共有。

みんなの夢(大人も)を聞いてから、最後に講師と私から一言ずつ。
「楽しんでいこう」「好きなことを続けよう」「一歩踏み出す勇気」「とにかくやってみよう」
ということを伝えて2時間の授業が終わりました。

本当に内容の濃い~2時間でしたね。 子供たちのキラキラ表情、いやぁ今回も本当に楽しかった。

授業後に先生方から、ある子供のいつもと違う反応について聞かせてもらって、ほんまにやってよかったと思いました。

子供たちにはいろんな大人がいることを知ってもらって、気軽にいろんなことにチャレンジしていってもらいたいですね。

講師のみなさん、本当にありがとうございました!
 
 
文/谷脇 研児