おとなカタログ#26@松茂中学校
投稿日: カテゴリー: イベント

こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
2020/02/03(月)は松茂町の松茂中学校にて、2年生にキラキラ大人3人
  ◎「農家」佐々木 栄治 さん:(佐々木農園:鳴門市)
  ◎「キャラクターデザイナー」川久保 貴美子 さん:(ししゃもねこ:北島町)
  ◎「良いとこ見えるマン」冨浪 真樹 さん:(みんなの人事:徳島市)
が授業をしてくれました。
(冨浪さんのところのインターン生・松茂中OBの桑原直大くんもヘルプしてくれました)
今回は生徒が120人規模の大人数! どうなることやら(笑)

 

いつも通りに、私・谷脇から自己紹介や「おとなカタログ」の説明をしました。

それから3人に15分ずつ話してもらいます。まずは農家の佐々木さんからスタート。

佐々木さんは鳴門の佐々木農園の9代目(200年くらい続いてる!)で、今はれんこん・いちご・米・梨の4種類を育てています。
れんこんの収穫は、水を抜いて重機でうわ土をめくってから手掘りするんだけど、お金が埋まっている宝探しみたいで楽しい!
いちご狩り・稲刈り・チュロス作り などの農業イベントや、大学生インターンシップ・海外実習生の受け入れ にも取り組む。
中学校からソフトボール部に打ち込んで、高校・大学もスポーツ推薦! でも実業団には進めず、実家の農家をやってみることに。
若い農家がいなかったのでメディアに取り上げられた。今もいろんな人と協力して仕事できて(コラボ商品の苺ソフトなど) 楽しい。
夢がなくてもOK! 人と違うことが長所!(僕も若い農家がいなくて注目された) どんどんチャレンジしよう! と伝えました。 

 

続いて、キャラクターデザイナーの川久保さん。

跡見学園女子短大(東京)でデザインを学び、大阪で就職。退職後に、洋服・バッグ・雑貨を自分で作って百貨店などで販売。
徳島に戻って、2003年個人ブランド立ち上げ。2008年徳島クリエーターズマーケットを設立し、ものづくりイベントを定期開催。
そして2011年、何気なく落書きしたのが顔がねこで体がししゃも、名前もすぐに「ししゃもねこ」に決定!(ここまで10秒)
SNS投稿ですごい反響。次にフェルトでマスコットを作ってtwitter投稿したら、売ってという声多数! で100個がすぐに完売!
その後、ガチャガチャ(テレビのZIP!で紹介)、UFOキャッチャー、お土産グッズ、ご当地ししゃもねこ などなど大人気に。
キャラクターができてもすぐには出さずに、商標登録を取ってからにしないと、キャラクターを守れないので要注意ですよ。
今でも地元の小中学校の友達と、旅したり美味しいもの食べたりしてるので、小中高の友達は大事にして欲しい と伝えました。

 

3人目は、良いとこ見えるマンの冨浪さん。

大学で立命館(関西)へ行ったのが転機。徳島生まれで阿波弁しゃべる当たり前のことが、関西ではいじられる(笑)。
徳島いいなと気付き、阿波踊り連作ったり棚田再生したり、徳島を楽しみどんどん徳島にハマる。でも地元商店街は衰退の一途。
何とかしたいけど、まずは修行しようと就職は東京へ。人事の仕事のノウハウを身につける(土日・夜は徳島・四国の活動も)。
5年前に徳島に戻り、 地域の中小企業を人事で助けようと人事代行コンサルタント「みんなの人事」を起業。
説明会(会社のいいところを伝える)・面接(相手のいいところを見つける)、研修(社員のいいところを伸ばす)・配属(社員のいいところを活かす)の4つが人事の仕事、なので人事はいいとこ見えるマン!
いいとこ見えると 笑顔=幸せ になれるので、 自分も相手もいいとこ見つけて行こう と伝えました。

 

次は3つに分かれてワークショップの時間。
今回は大人数なので、それぞれ班で議論する形となっています。

 

佐々木さんは第1理科室で、「行きたい農業イベントを考えよう」。

最初は個人でアイデアを出してもらって、後でグループでまとめてもらいました。
 ・れんこんの穴の数を当てたら、そのれんこんがもらえる
 ・お米や果物を1kgぴったり収穫できたら無料! オーバーするとお金を払う
 ・珍しい形の農作物を収穫体験して、インスタ映えに使う!
など、おもしろいアイデアを出してくれました。

 

川久保さんは第2理科室で、「売れるキャラクターを作ろう」。

各班で頭チームと体チームに分かれて案を出してから、合体キャラを完成させてもらうもの。
 ・たぴおかぱんだ=タピオカ(ミルクティー)+パンダ
  (評)素晴らしい! そのまま使えそう! ストロー持ってるのもいい。
 ・眠りのピヨ郎=ひよこ+天使
  (評)普通にかわいい
 ・まるでだめなおじさん=キリン+ダメな人
  (評)気持ち悪くて、狭いところでウケる(笑)
といった、いい感じのキャラクターが完成! 

 

冨浪さんは被服室で、「好きなものを自慢しよう」。

テレビ番組の「マツコの知らない世界」に出演したつもりで、班のメンバーに自分の好きなことを「◯◯の世界」として自慢してもらうもので、松中(まっちゅう)をもじって「マチュコの知らない世界」と題しました。

初めはみんな譲り合ってなかなか話せなかったけど、徐々に話せるようになってきて、友達の知らない一面を知ったりで、いい感じに盛り上がっていました。
後で
 ・私の好きな 「みかん」 の世界
 ・私の好きな 「オムハヤシ」 の世界
 ・私の好きな 「オムライス」 の世界
の3人が代表してしっかりと発表してくれました。

 

各ワークショップを終えてから、シェアタイムとしてもう一度全員集まり、ワークショップの振り返りを行いました。
それぞれの成果(農業イベント・合体キャラクター・私の自慢)を、各3人(班)が代表して伝えてくれて、めちゃくちゃ盛り上がりましたね。

多彩な3人の講義・ワークショップでワイワイ楽しい時間でしたね。
生徒は大人数でしたが、今回も身近にいろんな大人がいることをしっかりと感じてもらえたと思います。
何かしら子供たちの気付きになればいいなぁ。

松茂中の子供たち、みんな夢に向かって突き進めー!
いつも応援してるでー!

講師のみなさん、本当にありがとうございました!

あー、今回も今年も楽しかった。
また来年度もよろしくおねがいします。

 

文/谷脇研児