こんにちは、谷脇です。
4K徳島国際映画祭が終わったすぐの11/29(水)、城ノ内中学校でおとなカタログを開催しました。
2年生119人にキラキラ大人3人
◎「林業経営家」岡田育大さん(株式会社フォレストバンク)
◎「藍師・染師」渡邉健太さん(BUAISOU)
◎「チュロスカフェ店長」長谷川晋理さん(CHU CHU CHURROS CAFE)
の授業を受けてもらいました。
これまた濃い3人(笑)!
この3人に、まずは15分ずつ講義をしてもらいました。
岡田育大さんは、木頭の林業家19代目当主。安土桃山時代頃から続いているというスゴイ歴史ある家です!
林業家として、木を植えて育てて切って使うことを主として取り組みながらも、公認会計士・税理士でもあり、また20社ほどの会社の経営にも関わっているというスーパーマン。でもすべての中心は林業で、経営に関わる会社も木材関連が多いとのこと。
更には、木頭に人を呼ぶためには、徳島に人を呼び、四国に人を呼ぶことが必要と、「HOME ISLAND PROJECT」「四国若者1000人会議」など地域活性化活動にも関わり、阿波踊りをアメリカ・ニューヨークのセントラルパークで行ったことも。
渡邉健太さんは、上板町で藍染商品を作る「BUAISOU」のメンバーの一人。生まれも育ちも東北・山形。
東京のサラリーマンだったのが、藍染体験して感動して、その3日後に退職届を出して藍染ができるところを探し始めました。
それで徳島県上板町の地域おこし協力隊として藍染を学んで、その仲間と一緒にBUAISOUを立ち上げました。
BUAISOUではこれまで、藍をてる農業/藍の葉っぱから「すくも」を作る藍師/すくもを使って布を染める染師、と分業されいたものすべてを自分たちで行い、商品の企画・制作・販売まで一貫して行っています。
長谷川晋理さんは、学生たちにもおなじみのチュロスカフェの店長さん。でも学生さんたちはチュロスカフェ徳島駅前店はよく知ってましたが、長谷川さんの東新町店はほとんど知られていませんでした(笑)。
長谷川さんはチュロスカフェを経営しながらも、NPO法人びざん大学を始めて地域活動も行っており、最近では徳島ワークキャンプセンターを立ち上げて国際ボランティアを受け入れて、徳島駅前の花壇に花を植えて水をやる活動を行っています。それは、町が元気になって、いろんな人が来てくれるようにとの想いで。
講義の後はいつものワークショップの代わりに、3つに分かれて「徳島を盛り上げるためには」を話し合ってもらいました。
岡田さんチームは、徳島のいいところを出して、それを2つ組み合わせて新しいものを作りました。
渡邉さんチームは、「藍染をPRする方法」を。
長谷川さんチームは、東新町商店街を盛り上げるアイデアなどを。
3つのグループとも、みんな楽しく語り合っててよかったなぁ。
最後に生徒からお礼の言葉をいただきました。
こちらこそありがとう!
119名の大所帯!
「おとなカタログ」は、これまで40人前後での開催ばかりだったので不安でしたが、無事に授業が終えられてひと安心。
今回も、いろんな大人がいることを感じてもらえたと思います。
ワークショップに代わる話し合いでは、地元徳島を考えるいい機会にもなったようで、みんな徳島の良さを再認識できたようです。
講師のみなさん、本当にありがとうございました!
長谷川さんがいる東新町のチュロスカフェへぜひどうぞ!
授業の後にもらった学生たちの感想には
・私の身近にいない大人に会えて、とても刺激になった。私も好きなことを仕事にしたい。
・岡田さんが20社もの社長しているのはビックリ。私も1つだけに絞らずに、やりたいこと全部やってみたい。
・渡邉さんが藍染体験して3日後に退職届を出したのはスゴイ。私もやりたいことが見つかったら飛び込んでみたい。
・長谷川さんが徳島駅前の花壇を世話しているのは驚いた。ありがとう&私も手伝いたい。
・話し合いでは徳島のいいところがいっぱい出て、思ったより徳島はいいところだと気付いた。
・3人のように私も地域のために活動したい。
などなど、何かしらの気付きにはなったようでうれしい限りです。
みんな夢に向かって突き進めー!
文/谷脇 研児