おとなカタログ#11@勝浦中学校
投稿日: カテゴリー: イベント


こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
9/12(水)に、勝浦中学校2年生に勝浦町に関わるキラキラ大人3人
 ◎「デザイナー」大友 和紀(おおとも かずき)さん
 ◎「音楽教室講師」山口 梨沙(やまぐち りさ)さん
 ◎「野外仮設舞台設営業」山丸 敦嗣(やままる あつし)さん
の授業を受けてもらいました。
 
 
私・谷脇の自己紹介や、これまでの「おとなカタログ」のキラキラ大人の説明などしてから、今回のキラキラ大人3人に15分ずつ話してもらいました。
 
まずは、デザイナーの大友さんです。


大友さんは、東京で美容情報誌のアートディレクションなどの仕事をして、8年前に勝浦町に地域おこし協力隊として来ました。
現在は、デザインの仕事(サイン・ロゴマーク・パッケージ・ポスターなどの制作)に加えて、町の活性化センターの運営や大学でデザインを教えたりもしています。
デザインの目的とは、課題を解決するために「共感の力」を使うことで、共感の力とは「いいね!」ということ。
子供の頃は「昆虫好き」「レゴブロック好き」「辞書読みまくり」「マンガを描く」少年で、そのどれもが今のデザインの仕事に何かしら繋がっているそうです。
なので、みんなも今の中学時代に好奇心を持っていろんなことをやって欲しいと伝えてくれました。
 
 
続いて、音楽教室講師の山口さん。


生まれも育ちも勝浦町の山口さんは、子供の頃から音楽が好きで、勝浦中学時代は合唱部の活動にどっぷりだったそうです。
大学では音楽療法を学んで、福祉施設や楽器屋で働いてから、出産のために勝浦に戻ってきてから自宅で音楽教室を始めました。
今は20人以上の生徒に楽器やリトミックを教えています。また、子供たちの頑張る姿を町民のみなさんに見てもらって元気になってもらいたいと、積極的にイベントに参加しています。
音楽の仕事に興味がある人は、自分で奏でるだけでなく、人に伝える力・教える力も身に付けて欲しい。
失敗していいのでどんどんチャレンジして、本当の自分に出会えるまで歩き続けて と伝えてくれました。
 
 
最後に山丸さん(あっちゃん)は、いきなりウクレレで歌いながら登場(キヨシローの「I shall be released」)。


山丸さんは勝浦生まれ(勝浦中卒)で今年55歳(意外に若い!)になる髭もじゃおじさん。
バイク好き(今、角のついたバイクに乗ってます)なので郵便屋さんになりたかったけどなれず、他の仕事をしていたけど、タダで浜田省吾のライブが見れる物販のアルバイトをしたことがキッカケとなって、ステージを作る仕事を自分で始めました。
「阿波踊りサウンドフェスティバル」「水都祭」や大学祭などなど、徳島の野外ステージはほとんど山丸さんが組んでます。
実際にステージを組む様子などを、いろんな写真でわかりやすく説明してくれました。
いつもウクレレ持ってキヨシロー歌ってて、その昔は私谷脇と一緒にヴォルティスの前身の大塚FCのサポーターでした(笑)。
最後に「いろんな情報があるけどすべて正しい訳ではないので、自分で判断する力をつけてください」と伝えてくれました。
 
 
続いて3つのグループに分かれて、ワークショップを行いました。
大友チームは「勝浦町クイズ」。


みんな自分が住んでいる町のクイズだから簡単と思っていたら、かなり苦労したようですね(笑)。
「坂本のイチョウの木の名前」「勝浦川の長さ」など、みんな笑顔いっぱいで楽しで、自分の町を知るいい機会になったようです。
 
 
山口チームは「勝浦町を元気にする討論会」。

地元勝浦町でどんなイベントができたらいいか、みんなで考えました。
「カラオケ大会(豪華商品)」「花火大会」「Hey!Sey!JUMPとみかん狩り」といったアイデアが出たようです。
山口さんが勝浦町にアイデアを持っていくそうなので、何か実現に繋がったらいいですね。
 
 
山丸チームは「舞台設営あれこれ体験」。


実際に舞台設営に使う道具をどのように使うかや、ロープの便利な結び方を実演してくれました。
水平を取る道具の便利さにはみんなビックリでしたね。他にもいろいろ便利で格好いい道具いっぱい!
また「トンボ69蝶結び」という山丸さん考案の便利な結び方をみんなで覚えて帰りました(笑)。
 
 
最後はまた全員で集まって、シェアタイム。
それぞれのワークショップの活動の様子を共有してから、みんなの夢を聞きました。

獣医、舞台を作る人、パティシエ、ゲームクリエーター、和菓子職人、プロゲーマー、ペットショップの店員、農家、車屋さん、警察官、ランナーなどなど。
夢は声に出すほど、応援してくれる人が増えるので、子供たちにはこれからもどんどん夢を語って欲しいですね。
 
 

大人からも夢やメッセージを伝えてから、最後にお礼の挨拶をしてもらいました。こちらこそありがとう!
 
 

締めくくりに記念撮影して終了。子供たちもおつかれさまでした。
 
 
後日、先生から子供たちの感想を送ってもらいました。そこには
 「今の職業をとても楽しんでいるように見えて、とてもいいなと思いました」
 「今の趣味が将来の職業に繋がってくることがわかりました」
 「今まで僕が見ていた世界は狭かったんだなと思いました」
 「山丸さんのような、自分で色々な物を発想して作れる人になりたいです」
というような言葉がいっぱいでした。しっかり伝わったようで本当に嬉しいですね。
 
 
講師のみなさん、本当にありがとうございました!
あー楽しかった。
 
 
文/谷脇研児