こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
2019/11/18(月)は阿波市の土成小学校にて、6年生にキラキラ大人3人
◎「建築家」高橋 利明 さん(高橋利明建築設計事務所:阿波町)
◎「パン屋さん」笠井 美紀 さん(Bakery K-Factory:市場町)
◎「芸農人」唐渡 義伯 さん(ファーム唐渡:市場町)
が授業をしてくれました。
これで土成小では3年連続の開催です。ありがとうございます!
いつも通りに、私・谷脇から自己紹介や「おとなカタログ」の説明をしてから、3人に15分ずつ話してもらいました。
まずは建築家の高橋さんからスタート。高橋さんも3年連続!
大阪生まれの大阪育ちの高橋さん。お笑い芸人になりたかっただけあって、ほんまにしゃべいがおもろい(笑)。
子供の頃は全く勉強ができなかったけど、建築家になれて、楽しい大人になれた。
最初は建築が好きになれなかったんだけど、高校のときにある授業で褒めてもらってから好きになって、建築家になった。
徳島で建築の仕事を始めて9年勤めてから独立。上勝町のカフェ・ポールスターなど素敵な建物を次々と作っています。
(今現在も脇町で「うだつ上がる」という面白いプロジェクトが進行中で、クラウドファンディングもやってますよ。)
全力で目の前のことを遊ぼう! たくさんの人と出会おう! と伝えました。
続いて、パン屋さんの笠井さん。
笠井さんは土成町のお隣・市場町で、地域で大人気の「ベーカリーK-Factory」というパン屋さんをしています。
高校3年でパン屋さんになると決めたのは、子供の頃から料理人のおじいちゃんを見ていたことがキッカケとのこと。
大阪の専門学校でパンづくりを学び、一度は大阪のパン屋さんに就職したけど、厳しすぎて挫折。紆余曲折を経て、
やっぱり自分でパン屋さんをやりたいと、徳島に戻ってパン修行9年。そしてここで独立開業して7年になります。
やってみて失敗するのは無駄じゃない! 挑戦することが大事! 自分の好きなものを見つけていって と伝えました。
3人目は、芸農人の唐渡さん。
芸農人とは芸と農をする人ということで、唐渡さんは市場町で農業をしていて、芸とは「けん玉」をする人です。
阿南高専を卒業して、京都の繊維会社で9年揉まれて、農家の長男ということで、29歳で徳島に戻って農家になりました。
今では阿波市の特産となっている「美~ナス」は、唐渡さんたちの努力の成果で、今は水耕栽培にも取り組んでいます。
県の農業青年クラブの会長&全国の副会長をしたことで全国に友人ができ、けん玉とも出会ってすっかり夢中になって、世界中の人とも繋がった とのこと。 (けん玉はスポーツだ! 毎年けん玉ワールドカップに出てます!)
失敗してもあきらめないことが大事(でも休憩はOK) と伝えてから、最後にけん玉の技を披露! 大歓声で講義が終わりました。
次は3つに分かれてワークショップの時間。
高橋さんはそのまま音楽室で「 自分の好きなまちをデザインしよう 」。
自分たちの町に何があったら嬉しいか?を2チームに分かれて地図に施設やお店を書き込むもの。
みんな遊ぶ所が欲しいようで、「ディズニーランド」「USJ」といったテーマパークや「マック」「釣り場」「柔道場」などを書いてくれました。
笠井さんは調理室で「ピザを作ってみよう」。
笠井さんが用意してくれた生地を各自で延ばして、具を乗せて焼いて食べる予定でしたが、、、
時間が足らずに、この時間も先生が焼いてくれてましたね。(授業の後でおいしく食べてましたよ)
実は、笠井さんが生地を伸ばすために振る粉を忘れたので、先生が買いに行ってくれたりもしたそうです。
でも粉がなくても、ラップで上下を挟んでも延ばせることも学べたようですね(笑)。
唐渡さんは教室で「 知ってるつもり? 阿波市農業クイズ(けん玉と) 」。
地元阿波市の農業に関するクイズで2チームが対戦。ラグビーのトライの後のキックのように、クイズを正解した後でけん玉の技にチャレンジ! できたらボーナスポイントゲットなので、めちゃくちゃ(うるさいくらい)盛り上がってました。
子供たちはめったに見られない農作物なども見れて、よく学びよく遊びでしたね。
最後にシェアタイムとして、もう一度全員集まって、ワークショップの振り返りと児童みんなの夢を聞きました。
美容師、公務員(阿波市役所)、農業、建築デザイナー、天才になる、たくさんの料理をつくってみたい
けん玉大会に出たい、甲子園優勝、柔道の全国大会に出る、自分だけのパンを作ってみたい
などなど、みんな夢に向かってどんどん進んで欲しいですね。
夢は口に出すと、応援してくれる人が増えるよ!
そして、キラキラ大人からメッセージを伝えてもらって授業は終了。
多彩な3人の講義・ワークショップでワイワイ楽しい時間でしたね。
今回も身近にいろんな大人がいることを感じてもらえたと思います。
何かしら子供たちの気付きになればいいなぁ。
土成小の子供たち、みんな夢に向かって突き進めー!
いつも応援してるでー!
講師のみなさん、本当にありがとうございました!
あー今回も楽しかった。
文/谷脇研児