おとなカタログ#31@加茂谷中学校
投稿日: カテゴリー: イベント

こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
2020/11/24(火)は阿南市の加茂谷中学校にて、全校生徒にキラキラ大人3人
 ◎ITと働きかたの専門家:清瀬 由香 さん:NPO法人チルドリン徳島(徳島市)
 ◎料理人: 佐竹 博規 さん:レストラン Loup~ルゥ(羽ノ浦町)
 ◎エステティシャン:森本 奈美 さん:リラクゼーション&エステティックサロン和み庵(羽ノ浦町)
が授業をしてくれました。 (清瀬さん・佐竹さんはこの中学校の卒業生)

まずは、私・谷脇から自己紹介や仕事についての話をしてから、3人に15分ずつ話してもらいました。
まずは、ITと働きかたの専門家の清瀬さんからスタート。

清瀬さんは、普段はテレワークセンター徳島で運営側として働いていて、最初にその職場をビデオ通話で繋げて紹介してくれました。清瀬さんはずーっと前から「テレワーク」実践の最前線で活動してきました。
シングルマザーになって働き続けるのが難しいと感じた時に、自分で「ICTママ」という仕組みを考えて・組織作りして実践してきました。それが今で言う「テレワーク」で、時間や場所にこだわらずに働くということです。
実際これまでに県内はもちろん、県外の大型サイトのリニューアルなどの業務を、徳島のママさんたちがチームとなって対応してきています。
子育て・介護などで自分の生活環境が変わった時に、働き方を変えて対応できるように、オンラインで働き続けるられるように、引き続き取り組んで行くと伝えました。

続いて、料理人の佐竹さん。

佐竹さんは、ここ加茂谷出身で、お隣の羽ノ浦町でフランス料理レストラン ルゥをしています(予約が取れない大人気店)。
この中学校に通っていた頃は、授業を抜け出して山にタケノコ見に行って怒られたそうです(笑)。
高校卒業後は釣りが好きだったことから、福岡県のアウトドアショップで働きましたが、釣りキッカケから料理に興味が出て、東京の料理専門学校へ行きました。そこでいろんな料理を学び、フランス料理を極めたいとフランスに渡って、計3軒(三つ星・二つ星)のレストランで修行をしてきました。
フランスに行くまでは、帰国後は東京でレストランをやろうと思っていましたが、修行中に師匠から「自分の生まれた所で、地元の食材を使って料理するのが料理人だぞ!」と言われ、ハッと気付き「地元で料理しよう!」と阿南に戻ってきました。
あらためて、地元の加茂谷・阿南は食材にあふれてると再認識していて、子供たちにも、加茂谷も世界から注目される可能性を秘めているので、都会に出て身につけたスキルを、いつか加茂谷に帰ってきて活かしてくれたら嬉しい と伝えました。
(レストラン ルゥがミシュランと並ぶガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」の最新2021年版に掲載されました!徳島県は3軒掲載

3人目は、エステティシャンの森本さん。

森本さんは、加茂谷のお隣・勝浦町生まれ、京都の大学を卒業後に証券会社の営業をしていましたが、結婚して退職して専業主婦となりました。その後シングルマザーになって、3人の子育てもあるので定年退職のない仕事をしようと、看護師や美容師(資格は取得)を目指しましたがうまく行きませんでした。
ふとしたキッカケで、エステサロンを手伝ったときに、エステの講師の先生が「エステの資格は、フランスでは医者と同じレベルの国家資格で、人の体を触るためには医者と同じ知識が必要」という言葉に衝撃を受けて、エステティシャンになると決めました。
必死に努力していましたが、一時あきらめかけたとき、ふとした出会いから「飲食店接客コンテスト」に出場して、接客スキルを認められたことから、自信を取り戻して、再度頑張って自分のお店を持つという夢を実現しました。
子供たちは、「他人軸で生きない 自分軸で生きると人生は加速する」と伝えました。

次は3つに分かれてワークショップの時間。
清瀬さんは3年教室で、「問いをデザインする」。

問いをデザインする でしたが、少し丁寧に人にフォーカスして、お互いのいいところ探しをしました。
生徒たちは、お互いに自分では気付かなかった自分のいいところを知ることができたようです。

佐竹さんは2年教室で、「おおかみプロジェクト(産直市)を考えよう」。

加茂谷で新しいお店をやるとして、何ができるかを考えました。
「ヤギカフェ(佐竹さんがヤギを飼っている)で、ヤギに触れたり、一緒に食べたり」「(増えすぎて困っている)竹を使ったお皿を売る」「川魚・川蟹の料理を出す」といったアイデアが出ていました。
佐竹さんが加茂谷で準備中の産直市的なお店で、何かが実現するかも知れませんね。

森本さんはワークルームで、「癒しのハンドマッサージ体験」。

ペアになって、お互いにハンドマッサージしてもらいました(全員女子)。
「お互いの肌に触れ合えて、緊張したけど(より深く関わる感じで)わくわくした」「(クリームの)レモンの香りが気持ちよかった」と、みんな笑顔でした。

各ワークショップを終えてから、シェアタイムとしてもう一度全員集まり、ワークショップの振り返りを行いました。

多彩な3人の講義・ワークショップでワイワイ楽しい時間でしたね。
生徒たちは、今回も身近にいろんな大人がいることをしっかりと感じてもらえたと思います。
何かしら子供たちの気付きになればいいなぁ。

加茂谷中の子供たち、みんな夢に向かって突き進めー!
いつも応援してるでー!

講師のみなさん、本当にありがとうございました!

あー、今回も楽しかった。
これからもよろしくおねがいします。

文/谷脇研児