こんにちは、おとなカタログの谷脇です。
2020/12/07(月)は美馬市の脇町中学校にて、1年生にキラキラ大人3人
◎チュロスカフェ店長:長谷川 晋理 さん:CHU CHU CHURROS CAFE(徳島市)
◎自由な介護士:榎本 峰子 さん:株式会社TABIJI(徳島市)
◎うっかり冒険家:新居 拓也 さん:剣山頂上ヒュッテ(美馬市)
が授業をしてくれました。
まずは、私・谷脇から自己紹介や仕事についての話をしてから、3人に15分ずつ話してもらいました。
まずは、チュロスカフェ店長の長谷川さんからスタート。
チュロスカフェ店長の長谷川さん、徳島市内での授業のときは店頭に来てもらってチュロスをプレゼントしていたのだけど、 さすがに美馬市からは遠いので、この日は作りたてチュロスを持ってきて、1年生全員に1本ずつプレゼント!生徒たち大喜び!!
長谷川さんのチュロスは、店舗ではもちろん、県内外の学校の文化祭にも送って、楽しんでもらっています。(時々「道の駅みまの里」にも来てますよ)
大阪で生まれ育った長谷川さん、これまで海外30ヶ国渡航していて、2010年に徳島に移住。やがて米粉チュロスの店を始め、また「地域を元気にする活動」をするボランティア活動も行っています。
徳島駅前が花でいっぱいなのは、長谷川さんが海外から来たボランティアメンバーと一緒に花を植え、水やりをしているからなのです。
続いて、自由な介護士の榎本さん。
榎本さんは、障碍者の方や高齢の方のお手伝いをする仕事をしています。
大分出身で、子供の頃は勉強ができなくて大嫌いでした。小学校のとき、同じ学年にお手伝いが必要な女の子がいて、廊下で他のクラスの男子にいじめられていた時、その子のクラスの男子が来て「○○ちゃんをいじめるな!」と守ったのを見て、人が人を守ることを知ったことで、自分でもボランティア活動を始めました。
大人になって、徳島に来て、それまでやりたかった介護の仕事を始めましたが、「自分がしたいことでなく、相手がしてもらいたいことをするのが介護だよ」との先輩のアドバイスから、更にめちゃくちゃ勉強して資格を取って独立!
吉野川市の障碍者施設「ゆいたび」で、社会に出ていくための訓練を行うほか、昨年「旅の途中」という民宿もオープンし、すべての人が旅行をあきらめなくてもいいように取り組んでいます。
最後に「自分を信じて 失敗を恐れず 未来に突き進め!」と伝えました。
3人目は、うっかり冒険家の新居さん。
新居さんは、ここ美馬市出身で、穴吹川の上流の木屋平で生まれ育ちました。
中学校(全寮制・男子は卓球部のみ)のときに地元が嫌で、高校はなんとニュージーランドへ! そして、大学は京都へ。それから徳島に戻って7年間は徳島新聞の記者をしていました。
記者はいつも携帯電話が繋がる場所にいなくてはダメで、電話があったらすぐに取材に飛び出していく生活。そして、記者を辞めて、今度はカナダのユーコン川(全長3,200km)をカヌーで下ることにチームでチャレンジ。2ヶ月毎日キャンプしながら進んだけど(クマの足跡が近くにあったり)、半分しか行けず、今年残り半分の1,600kmをクリアする予定でしたが、コロナで中止。
こんなチャレンジから、アウトドア関連の講演や執筆、アウトドアショップ・アウトドアメーカーのアドバイザーなどもするようになりました。また普段は、自分のひぃじいちゃんが始めた「剣山山頂ヒュッテ」で働いています。
地元が嫌だったけど、世界を回ってみて、「あ、自分の地元でもこんなことできるな!」という気付きもいっぱいあり、今では地元でいろいろやりたいなと思っています。
次は3つに分かれてワークショップの時間。
長谷川さんは1-B教室で、「チュロスの新商品を考えよう」。
班に分かれて検討して、新商品の名前とイラストを書いて仕上げました。
4班が2つ・3つずつアイデアを出してくれたのを、長谷川さんに今後の商品の参考にしてもらいます。
でも、「卍型」「メガネ型」は既に実際に売ったことあるそうですよ。
榎本さんは1-A教室で、「くらやみの世界から見えるモノ」。
アイマスクをして、触って・匂いを嗅いで「もの当てクイズ」や、階段の上り下りを体験してもらいました。
見えないことは不安だけど、落ち着いて外からの情報(耳や鼻などから)を利用すると、できることが増えることがわかりました。
横で指示を出してあげたり、支えたりしてくれる人のありがたさもよく理解できたようです。
新居さんはグランドの隅で、「災害時に使えるサバイバルテクニック」。
地震で家が壊れたり、山で迷子になったりした場合に、生き残るためのテクニックを学びました。
100円ショップで買える麻紐をほぐせば、ファイヤースターター(火打ち石)で火が簡単に点く!
生き残るための3つの要素
1:水(安全に飲める)
2:火(温める・調理する)
3:シェルター(体を守るスペース)
を学び、キャンプでは「いつも家でしていることを分解して、やってみる」という意識で取り組んでね。
各ワークショップを終えてから、シェアタイムとしてもう一度全員集まり、ワークショップの振り返りを行いました。
多彩な3人の講義・ワークショップでワイワイ楽しい時間でしたね。
生徒たちは、今回も身近にいろんな大人がいることをしっかりと感じてもらえたと思います。
何かしら子供たちの気付きになればいいなぁ。
最後は長谷川さんが持ってきてくれたチュロスをみんなでおいしくいただきました!
脇町中1年生の子供たち、みんな夢に向かって突き進めー!
いつも応援してるでー!
講師のみなさん、本当にありがとうございました!
あー、今回も楽しかった。
これからもよろしくおねがいします。
文/谷脇研児